B Blockwood 入手する

広告で中断されないブロックパズルに意味がある理由

このジャンルでは、中断が奪うのは時間ではなく計画そのものです。盤面に書かれていない情報を頭の中だけで持っている、という構造の話。

広告が煩わしいのはどのゲームでも同じです。ただ、ブロックパズルでは煩わしさの種類が違います。奪われるのが時間ではなく、盤面に書かれていない情報だからです。

盤面は、あなたの計画を保存していない

ブロックパズルの盤面を写真に撮って、一週間後に見せられたとします。どのマスが埋まっているかは完全に分かります。分からないのは、それ以外の全部です。

たとえば、左上の 3×3 をわざと空けて守っていたのか、それともたまたま空いていただけなのか。手元の3つを、棒、L、正方形の順で置くつもりだったのか、正方形を最後に回すつもりだったのか。右から3列目を「いつでも完成させられる縫い目」として温存していたのか。ある行を2回消して氷を割り切ると決めていたのか、その氷はもうあきらめていたのか。

どれも盤面には表示されません。すべて頭の中にあります。そして、この頭の中の情報こそが、あなたの現在の実力の全部です。埋まったマスの配置だけなら、初心者でも同じものを見ています。差がついているのは、そこから先の意図の部分です。

他の種類のゲームと比べると、この構造の特殊さが分かります。多くのゲームでは、現在の状態が画面に書かれています。残り体力、持ち物、次の目的地、進行度。中断されても、戻ってくれば画面がそれを教えてくれます。ブロックパズルの画面が教えてくれるのは、埋まっているマスと手元の3つだけです。それ以外の一切が、揮発する情報です。

しかも、この情報は書き留めておくことができません。「左上の 3×3 を守る」ならメモできますが、実際に頭の中にあるのはもっと細かい形をしています。どの列を最後に完成させるつもりか、どの凹みは埋めずに残しておくか、次にどの形が来たらどこへ回すか。半ば言語になっていない判断が、盤面を見ている間だけ保たれています。

中断のコストは秒数ではない

ピースを置いた直後に全画面広告が入り、数秒後に閉じられて盤面に戻る。失った時間は数秒です。失った意図は、たいてい全部です。

戻ってきたとき、あなたは盤面を見直します。守っていた区画のことは思い出せません。順番の計画も消えています。残っているのは目の前の3つのピースと、埋まったマスの配置だけ。この状態で人が何をするかは決まっています。いちばん素直に収まる場所に置きます。

それは、このジャンルでいちばんよくない一手です。いちばん置きやすい場所とは、いちばん融通の利く空間を、いちばん要求の低いピースに差し出す場所だからです。中断は、あなたを下手にするのではなく、あなたを既定の一手に戻します。既定の一手は負ける一手です。

しかも、この損失は一手ぶんでは終わりません。守っていた区画を一度失うと、それを作り直すには何手もかかります。一局のなかで数回中断されれば、実質的に別の、もっと悪い盤面を遊んでいることになります。

取り消しもヒントもないゲームでは、この点がさらに効きます。置いてしまった一手は戻せません。中断のせいで選んだ既定の一手は、そのまま盤面に残り、以後ずっとあなたの選択肢を狭めます。中断が消したのは記憶ですが、支払いは盤面の形として残るということです。

そして、いちばん中断されやすいのは、いちばん考えている場面です。盤面が混んできて、どこに置くかを長く迷っているとき。手が止まっている時間は、外から見れば「操作していない時間」に見えます。実際には、その一局でもっとも密度の高い思考が進んでいる時間です。

時計がないことと、中断がないことは違う

ブロックパズルには時間制限がありません。落ちてくるものがないので、途中で端末を置いても局面は変わりません。翌日に同じ盤面から再開できます。

これは大きな利点ですが、自発的に置くことと、置かされることはまったく別です。自分で中断するときは、たいてい区切りのいい場所で止めます。頭の中の計画も、区切りごと保存されます。外から割り込まれるときは、その配慮がありません。いちばん複雑な局面の途中で切られます。

オフラインで動くことが実際に効く場面

通信を必要としないゲームには、地味ですが確かな利点があります。

機内モードでも遊べます。地下鉄でトンネルに入っても止まりません。電波の弱い場所で読み込みを待たされることがありません。起動してすぐ盤面が出るので、数分の空き時間が実際に数分の遊びになります。読み込みに30秒かかるゲームでは、5分の空き時間は5分になりません。

アカウントが要らないことにも同じ性質があります。登録の手間がないこと以上に、失うものがないという意味です。サインインを求められて手が止まる瞬間が存在しません。

このゲームの立ち位置

Blockwood は無料で、オフラインで動き、広告がなく、遊ぶのにアカウントも要りません。記録、ステージの解放状況、星は端末の中に保存されます。デイリーの盤面もその日の日付から端末上で作られるので、何もダウンロードしません。

この構成を選んだ理由は、上に書いたことがすべてです。このジャンルでは、中断されないことが快適さの問題ではなく、遊びが成立するかどうかの問題だからです。

よくある質問

ブロックパズルは飛行機の中でも遊べますか

Blockwood は通信を必要としないので、機内モードでも地下でも同じように動きます。盤面もデイリーの内容も端末の中で作られ、何もダウンロードしません。

途中でやめて後から続けられますか

続けられます。時間制限も落ちてくるものもないので、盤面は置いたときのまま変わりません。ただし、頭の中にある計画のほうは時間とともに薄れるので、再開直後の一手だけは慎重に選んでください。

広告の中断はそんなに影響がありますか

このジャンルでは大きく影響します。どの区画を守っているか、3つをどの順で置くかは盤面に表示されず、頭の中にしかありません。中断でそれが消えると、戻ったあとはいちばん素直に収まる場所に置いてしまい、それが最も損な一手です。

遊ぶのにアカウント登録は必要ですか

必要ありません。記録やステージの解放状況、星は端末の中に保存されます。登録画面で手が止まることも、失うアカウントもありません。

実際の盤面で試す

Blockwood は横9マス・縦12マスの盤面で遊ぶ木製ブロックパズルです。落ちてくるものはなく、置けない手が配られることもありません。手は渡される前に、いまの盤面で置けるかを確かめられています。エンドレス、タイムアタック、作り込まれたステージ、デイリーチャレンジ。無料、オフライン、広告なし、アカウントなし。

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