ブロックパズルを始めたばかりの人へ
始めたばかりの人がほぼ全員やっている置き方と、それを置き換えるだけで一局の長さが変わる、数えるほどの習慣について。
最初の何局かは、たいてい同じように終わります。盤面はまだ空いているように見えるのに、手持ちのピースがどこにも入らない。運が悪かったように感じますが、そうではありません。負かしたのは、そのときは何の問題もなく見えた30回ほどの置き方です。
ここでは小技を並べません。最初の1時間で置き換えるべき癖を、少しだけ挙げます。どれも覚えるのは簡単で、実行するのが難しいものです。
手は3つ使い切ってから補充される
まずルールの確認です。手駒は3つ。1つ置くとその枠は空きますが、新しいピースはそこに入りません。3つ全部を使い切った瞬間に、まとめて次の3つが来ます。
これは初心者がいちばん取りこぼしている情報です。3つは順番が決まっていないので、実際には「どれをどこに置くか」ではなく「3つをどういう順番でどこに置くか」を選んでいます。1つ目を置く前に、3つ全部の置き場所を頭の中で仮に決めてください。1つ目を素直に置いた結果、3つ目の大きなピースの置き場が消える——これが序盤で最も多い負け筋です。
順番には意味があります。同じ3つでも、大きいものから先に置き場を確保して、小さいもので隙間を調整するほうが、たいてい収まりがよくなります。小さいものから片づけると、大きいものの置き場だけが先に潰れます。
端と角に置き、中央を空ける
親指は自然に盤面の真ん中へ落ちます。そこがいちばん置きやすいからです。そして中央こそ、最後まで残しておくべき場所です。
理由は届く方向の数です。中央付近の空きマスは、上下左右のどこからでもピースが伸びてこられて、行の消去にも列の消去にも使えます。壁ぎわの空きマスは、すでに片側が塞がっているぶん使い道が限られています。柔らかい空間を先に使って硬い空間を後回しにするのは、順番がちょうど逆です。
置く前の自己点検はひとつで足ります。この一手は、中央のひと続きの空き地を2つに割らないか。割るなら、まず端に沿って収まる場所を探してください。
凹んだ側が何を残すかを見る
棒や四角は素直ですが、L や T や S の形は、置いた跡に切り欠きを残します。初心者はピースが入るかどうかだけを見て、入ったあとに何が残るかを見ません。
具体的には、L の内側の角に寄せて別のピースを置くと、その間に1マスの空洞ができることがあります。四方を囲まれた1マスは、1×1 のピース以外のどれも受け付けません。しかも消えるのは、そのマスを通る行か列がまるごと埋まったときだけです。盤面が散らかるほど、その条件は満たしにくくなります。
扱いにくい形を置くときは、置いたあとの輪郭を1秒だけ見てください。囲まれた1マスができるなら、少し不便でも別の場所に置いたほうが安く済みます。
3×3 の置き場をひとつ守る
このゲームに出てくるピースの中で、いちばん場所を要求するのは 3×3 の正方形です。9マスがきれいな正方形に空いていないと入りません。斜めにねじ込む方法はありません。
だから、角のあたりに 3×3 が入る領域をひとつ決めて、そこには原則として置かないでください。そこに置くと同時にラインが消える場合だけ例外です。ずっと空けておく必要はなく、埋まったら空け直せば十分です。
9マスを遊ばせるのは損に見えますが、逆です。3×3 に置き場が残っているかぎり、それより小さいすべての形にも置き場が残っています。ひとつ守るだけで、全部まとめて守れます。
いちばん素直な置き場所を選ばない
既定の一手は、ピースがぴったり収まって気持ちのいい場所です。そしてそれは、ほぼ常に最悪の一手です。いちばん収まりがいい場所とは、いちばん柔らかい空間を、いちばん要求の低いピースに差し出す場所だからです。
置く前にひとつ問うてください。この一手のあと、盤面に残る最大の空の正方形はどれくらいか。それがいま 3×3 から 2×2 に落ちるのなら、その手は保留して別の場所を探します。
消すラインは近さで選ばない
あと1マスで消える行が2つあるとき、価値は同じではありません。消したあとにひと続きの空き地がどれだけ大きくなるかで選んでください。ごちゃごちゃした区画を貫く行を消せば、他の空きとつながった9マスが手に入ります。盤面のいちばん端の行を消しても、空いた9マスの多くは壁に接しているだけです。
ラインは埋まれば消えます。何色で埋めたかは一切関係ありません。最後の1マスは、そのとき手元にある何で埋めても構いません。どのピースを使ったかより、どこに置いたかのほうがずっと重要です。
最初の1時間のまとめ
- 1つ目を置く前に、3つ全部の置き場所を仮に決める。
- 中央より端と角。中央のひと続きの空き地を割らない。
- L や T を置く前に、凹んだ側に何が残るかを見る。
- 角のどこかに 3×3 の置き場をひとつ確保し、空け直し続ける。
- 消すラインは、いちばん散らかった区画を貫くものを選ぶ。
- いちばん素直に収まる場所は、たいてい断るべき取引。
ひとつだけ持ち帰るなら、これです。あなたを負かすのは配られたピースではなく、あなたが作った盤面です。Blockwood では手は現在の盤面に対して引かれ、3つとも置けない手は捨てて引き直されるので、何も置かないうちに一局が終わることはありません。終わるときは、いつも自分が組んだ形のせいです。
よくある質問
ピースを置く順番は自分で決められますか
はい。手駒の3つに決まった順番はなく、どれから置いても構いません。ここが初心者の伸びしろで、1つ目を置く前に3つ全部の置き場所を考えておくと結果が変わります。3つ使い切るまで補充は来ないので、3手分をまとめて計画できます。
取り消しや回転、ヒントはありますか
Blockwood にはどれもありません。ピースを回すこともできず、次に来るピースの予告もありません。配られた向きのまま置きます。だからこそ、置く前に一拍おいて、置いたあとの盤面がどうなるかを見る癖が効いてきます。
色は揃えたほうがいいですか
揃える必要はまったくありません。行や列が埋まれば消えるだけで、消去の判定は色を見ません。7色があるのは見た目と読みやすさのためで、濃い盤の上で互いに離れた色を使うことで、空きマスと埋まったマスを見間違えないようにしています。色を気にして置き場所を変えると、それだけ損をします。
大きいピースはどう扱えばいいですか
大きい形は出現しにくく、3×3 の正方形はとくに珍しい部類です。だからこそ来たときに置けないと痛手になります。対処法は、来る前から置き場所を用意しておくことだけです。角のどこかに 3×3 分の空きを確保し、埋まったら空け直してください。
実際の盤面で試す
Blockwood は横9マス・縦12マスの盤面で遊ぶ木製ブロックパズルです。落ちてくるものはなく、置けない手が配られることもありません。手は渡される前に、いまの盤面で置けるかを確かめられています。エンドレス、タイムアタック、作り込まれたステージ、デイリーチャレンジ。無料、オフライン、広告なし、アカウントなし。