パズルゲームで頭はよくなるのか — 正直な答え
売り文句と、実際に分かっていることの距離について。上達は本物ですが、それが別の課題に移るという証拠は繰り返し弱いままです。
この種のゲームの紹介文には、たいてい似たような言葉が並びます。集中力が高まる、思考力が鍛えられる、頭の体操になる。読み手にとって都合がよく、書き手にとって検証の負担がない言葉です。
ここでは、それを書かないことにします。代わりに、実際に何が分かっていて、何が分かっていないのかを書きます。
よくある売り文句
「脳トレ」という言い方が広まってから、パズルやミニゲームの多くが、遊び以上の何かとして紹介されるようになりました。認知機能が向上する、記憶力が改善する、加齢による衰えに備えられる。こうした言い方は、ときには断定として、ときには「かもしれません」という形で使われます。
これらは、ゲームの中身についての説明ではなく、遊ぶことの正当化として機能しています。遊びに理由が必要だと感じている人に対して、理由を提供しているわけです。
実際に起きること — 練習した課題は上達する
ここは疑いようがありません。ある課題を繰り返せば、その課題の成績は上がります。よく記録されている現象で、パズルゲームでもそのとおりに起こります。
ブロックパズルなら、こういう形で現れます。盤面を見て「まだ入る形」を読み取るのが速くなります。最初は一マスずつ数えていたのが、そのうち空き地の輪郭をひとまとまりとして見るようになります。3×3 が入るかどうかを、数えずに判断できるようになります。凹んだ形を置いたときに何が残るかが、置く前に見えるようになります。
これは本物の上達です。ただし、その正体は「この盤面の読み方に慣れた」ということです。それ以上でも以下でもありません。
起きないこと — 無関係な能力への転移
問題は次の段階です。ゲームがうまくなったことで、ゲーム以外の何かもうまくなるのか。この「遠い転移」と呼ばれる効果については、対照を置いた研究で繰り返し確認に失敗してきました。
典型的な落とし穴はこうです。訓練群と、何もしない群を比べると、訓練群の成績が上がったように見える。しかし、比較対象を「別の何かをやっていた群」にすると差が消えます。上がっていたのは能力ではなく、測定に使った課題への慣れや、期待による効果だったということです。
この分野については、多数の研究者が連名で、脳トレ商品の効果の主張には十分な根拠がないと表明する動きが起きています。大規模な共同研究でも、一般的な認知能力や記憶、学業成績への波及は安定して再現されていません。
はっきり書きます。パズルゲームを認知機能の低下を防ぐものとして売るべきではありません。私たちはその主張をしませんし、Blockwood をそういうものとして紹介するつもりもありません。
では、なぜ遊ぶのか
効果の話を外すと、遊ぶ理由がなくなるように思えるかもしれません。実際には逆で、理由のほうがずっと素直になります。
第一に、没入できます。盤面と3つのピースだけを見ている数分間は、他のことを考えていません。これは効能ではなく、そういう体験だという事実です。
第二に、小さくて閉じた問題を、はっきりした結果とともに与えてくれます。日常の問題の多くは、終わりも正解もはっきりしません。この一手が良かったか悪かったかは、数手後に盤面が答えます。その明快さ自体に価値があります。
第三に、こちらの都合に何も要求してきません。時計がなく、続けて遊ばないと失うものもなく、決まった時間に呼び出されることもありません。途中でやめても盤面はそのまま待っています。
この三つは、それだけで十分な理由です。何かの役に立つから遊ぶのだ、という説明を足す必要はありません。
狭く言えば、これは身につく
控えめに、しかし正確に言えるものが一つあります。格子を見て、そこにまだ入る形を読み取る力です。これは繰り返せば確実に速くなり、正確になります。
ただし、これがどこまで広がるかについては、上に書いたとおりです。荷物を車に積むのがうまくなる、家具の配置が得意になる、といった話をしたくなりますが、そういう主張を支える根拠を私たちは持っていません。分かっているのは、ブロックパズルの盤面を読むのが速くなるということだけです。
それで十分だと思います。ゲームは、面白いという理由で成立します。
よくある質問
パズルゲームで頭はよくなりますか
練習した課題そのものは確実に上達します。しかし、それが無関係な能力に移るという「遠い転移」は、対照を置いた研究で繰り返し確認に失敗してきました。ゲームがうまくなることと、一般的な認知能力が上がることは別の話です。
ブロックパズルは認知機能の低下を防ぎますか
そうした主張を私たちはしません。根拠が十分ではないからです。多くの研究者が脳トレ商品の効果の主張に対して慎重な立場を表明しており、大規模な研究でも安定した結果は出ていません。
では何が身につくのですか
格子を見て、そこにまだ入る形を読み取る速さと正確さです。空き地の輪郭をひとまとまりとして見られるようになり、置く前に何が残るかが分かるようになります。ただし、それが盤面の外にどこまで広がるかは分かりません。
効果がないなら遊ぶ意味はありますか
あります。没入できること、小さくて閉じた問題にはっきりした結果が返ってくること、そして時計や日課としてこちらに何も要求してこないこと。この三つは、それ自体で遊ぶ理由になります。
実際の盤面で試す
Blockwood は横9マス・縦12マスの盤面で遊ぶ木製ブロックパズルです。落ちてくるものはなく、置けない手が配られることもありません。手は渡される前に、いまの盤面で置けるかを確かめられています。エンドレス、タイムアタック、作り込まれたステージ、デイリーチャレンジ。無料、オフライン、広告なし、アカウントなし。