8×8 の盤面をどう区切るか
8マスという幅を実際に割り算してみると、置き場所の作り方はかなりはっきりします。3×3 を2つ並べる、5マスの帯を残す、1マスの穴を出さない足し算について。
このジャンルで定番になっている盤面は 8×8 です。行は8つ、列は8つ、全部で64マス。この8という数字は中途半端で、そこがそのまま戦術になります。
空きマスを漠然と眺めるのをやめて、盤面を区画の集まりとして見ると、置き場所の作り方が具体的になります。以下はその割り算です。
割り算を始める前にひとつ。8×8 はジャンルの慣習で、外で出会うブロックパズルの多くはこの盤面です。このページが扱うのもそれです。ただし Blockwood 自身は正方形ではありません。盤面は横9マス・縦12マス、縦に持ったスマートフォンに合わせた形です。以下の考え方はそのまま通用しますが、数字が二つ変わります。最後の「横9マス・縦12マスに置き換える」で計算し直しています。
幅8の中に何が入るか
横一列は8マスです。ここに 3×3 の正方形は2つ並びます。3 + 3 = 6 で、2列余ります。この余りの2列が、盤面の性格をほとんど決めています。
別の分け方もあります。3 + 5 = 8。3×3 をひとつ置いて、残りを5マス幅の帯として使う。この5マス幅は、5マスの棒がそのまま入り、2×3 も 3×2 も余裕をもって入る、かなり使い勝手のよい帯です。
4 + 4 = 8 も自然です。盤面を4つの 4×4 に分けて考えると、ひとつの 4×4 の中に 3×3 が入り、まだ7マス残ります。「中央の 4×4」「左上の 4×4」といった言い方で自分の盤面を説明できるようになると、判断がずいぶん速くなります。
2 + 3 + 3 = 8 は、2列の細い帯と 3×3 が2つ。細い帯は 2×2 と 2×3 を受け入れますが、3マス幅を要求するものは受け入れません。細い帯を左端に寄せて作るか、右端に寄せて作るかで、あとの自由度が変わります。
1マス余りは足し算から生まれる
ひとつの行を埋めきりたいとします。空きが8マス連続していて、手元に3マスの棒と4マスの棒があるとします。3 + 4 = 7。1マス余ります。
この余った1マスは、両側を埋められた瞬間に囲まれた1マスになります。囲まれた1マスを消せるのは、そのマスを通る行か列がまるごと埋まったときだけです。つまり、その行を完成させるためにわざわざ 1×1 か、そこに届く形が来るのを待つことになります。
8を作れる組み合わせをいくつか覚えておくと、この事故は減ります。5 + 3、4 + 4、3 + 3 + 2、5 + 2 + 1、4 + 2 + 2。逆に、3 + 4 や 5 + 2 のように7で止まる組み合わせは、残る1マスの行き先を先に決めてから置いてください。
同じ話は列にも当てはまります。8×8 では行と列の両方が消えるので、この足し算は縦にも横にも効きます。
3×3 の予約席
このゲームで最も場所を要求するのは 3×3 の正方形です。しかも重みの関係で出現はまれで、忘れたころに来ます。忘れているときに来るのが、いちばん困る形です。
対策はひとつしかありません。3×3 が入る領域を盤面のどこかに常に確保しておくことです。おすすめは角です。角の 3×3 は、二辺が壁に接しているので、そこを空けておいても失うものが比較的少なく、しかも輪郭がはっきりしていて忘れにくい。
守り方は単純です。その9マスには、置くと同時にラインが消える場合を除いて何も置かない。埋めてしまったら、その区画を貫く行か列を優先的に消して空け直す。ずっと同じ角である必要もありません。左上が埋まったら右下に予約席を移せば済みます。大事なのは、盤面のどこかに常にひとつある状態を保つことです。
この9マスは遊んでいるのではなく保険です。3×3 が入る場所があるかぎり、それより小さいすべての形にも入る場所があります。
継ぎ目をひとつ持っておく
継ぎ目とは、いつでも完成させられる行か列のことです。空きが1マスか2マスしか残っていなくて、その空きが盤面の端など届きやすい位置にある行、と考えてください。
継ぎ目があると、盤面が苦しくなったときの逃げ道になります。1マス空きの行がひとつあれば、手詰まり寸前でも 1×1 やレインボーのピースひとつでラインを消せて、8マス分の空きが戻ります。継ぎ目がゼロの盤面は、どこを埋めても消えるまでに何手もかかる盤面です。
注意点は、継ぎ目を作るつもりで作った1マス空きが、周囲を埋められて囲まれた1マスに化けることです。継ぎ目にする空きは、盤面の端に寄せるか、その行だけでなく列としても届く位置に作ってください。行の残り1マスであると同時に、列としても残り2マスの位置にあるマスは、片方が消えればもう片方も進むので価値が二重になります。
壁に接した空間と、四方に開いた空間
同じ広さの空きでも、性質は違います。盤面中央にある 3×3 の空きは、四方向のどこからでもピースが伸びてこられます。角にある 3×3 の空きは、二辺が壁なので、入ってこられる方向は二つです。
直感的には中央の空きのほうが価値が高そうですし、実際に柔らかいのは中央です。だからこそ、中央は最後まで空けておき、置くのは端から、というのが基本になります。
ただし予約席だけは別で、これは角に置きます。柔らかさを求めているのではなく、輪郭がはっきりしていて守りやすい場所を求めているからです。中央に 3×3 を予約すると、その周囲の置き場所が全方向で窮屈になります。角なら、壁の外側に迷惑をかけません。
横9マス・縦12マスに置き換える
Blockwood は横を8マスから9マスに広げ、縦を8マスから12マスに伸ばしています。どちらも最初の一手で効いてきます。9は3で割り切れるので、3×3 が横一列にちょうど3つ並び、余りが出ません。盤面の幅が、ゲーム内で最大のピースと喧嘩しなくなるということです。12は3でも4でも割り切れるので、縦の帯には 3×3 が4つきれいに入ります。幅8が押しつけてくる「2列の余り」は、ここには存在しません。
1マスの穴の話はそのまま残りますが、足し算が変わります。9マスの行をちょうど埋め切る組み合わせは、3 + 3 + 3、5 + 4、4 + 3 + 2、3 + 3 + 2 + 1。落とし穴の形は同じで、3 + 5 は1マス余り、4 + 4 も1マス余ります。だから習慣も同じです。置く前に余りを数える。1マスの穴を残すくらいなら、2マスの空きを残す。
本当に変わるのは、縦一列の値段です。横一行は9マス、縦一列は12マス、3分の1だけ高い。つまりこの盤面では、横が安い消去で、縦は盤面が差し出してきたときに受け取る機会のほうです。継ぎ目は縦横どちらも残せるなら残す。片方しか残せないなら、横を残してください。
区画で考えると何が変わるか
- 「あと20マス空いている」ではなく「左下の 4×4 がまるごと空いている」と言えるようになる。
- 行を埋めるとき、残り何マスかを足し算で確認してから置くようになる。
- 3×3 が来たときに探すのではなく、来る前から場所がある。
- 苦しくなったとき、どの行を消せば区画がひとつ戻るかがすぐ分かる。
8×8 は小さい盤面です。64マスしかなく、そのうち一度に手をつけられるのは3つのピース分だけです。だからこそ、盤面を漠然と眺めるのではなく、いくつの区画に割れているかで見たほうが、判断がはるかに速くなります。
よくある質問
8×8 に 3×3 はいくつ入りますか
重ならないように置くなら、横一列に2つ並べて2列余ります。盤面全体なら 3×3 を4つ並べて、2列と2行が余る形が作れます。実戦では4つも維持できないので、常にひとつだけ確保するのが現実的な目標です。
中央から埋めるべきですか、端から埋めるべきですか
端からです。中央の空きは四方向から届き、行の消去にも列の消去にも使えるので、いちばん最後まで残す価値があります。例外は角に確保した 3×3 の予約席で、そこだけは端でも守ります。
1マスの穴ができてしまったらどうしますか
そのマスを通る行か列を埋め切るしかありません。行と列のどちらが残り少ないかを数えて、少ないほうを狙ってください。放置すると、その穴は周囲の区画を分断し続けます。
盤面のどこを空けておくのがいちばん効きますか
角のどこかに 3×3 分、そして盤面中央のひと続きの空き地です。この2つを同時に保てているうちは、まず詰みません。どちらかを失った時点が、立て直しを始める合図です。
Blockwood の盤面も 8×8 ですか
いいえ。8×8 はジャンルの慣習で、Blockwood の盤面は横9マス・縦12マスです。縦に持ったスマートフォンの画面を使い切るための形です。このページの割り算はそのまま通用しますが、2点だけ変わります。9は3で割り切れるので 3×3 が横に3つちょうど並ぶこと、そして横一行が9マス・縦一列が12マスなので、横のほうが安い消去になることです。
実際の盤面で試す
Blockwood は横9マス・縦12マスの盤面で遊ぶ木製ブロックパズルです。落ちてくるものはなく、置けない手が配られることもありません。手は渡される前に、いまの盤面で置けるかを確かめられています。エンドレス、タイムアタック、作り込まれたステージ、デイリーチャレンジ。無料、オフライン、広告なし、アカウントなし。